同志社東京校友会 元代表幹事の結城哲彦氏(昭33年法卒)が早稲田大学で博士号を取得されました。
そのニュースが2015年4月6日毎日新聞夕刊5面に掲載されました。以下はその記事と写真です。
人模様:79歳で早大博士号を取得 結城哲彦さん
企業で契約業務に携わってきた結城哲彦さん(79)が3月、早稲田大学から博士号を授与された。学位論文は「営業秘密の管理と保護のあり方」について論考し、秘密保持契約の活用が特に中小企業にとって実効性があると提言した。
1958年に同志社大学法学部を卒業。研究者志望だったが家庭の事情で断念し、伊藤忠商事に就職。退職後は監査法人トーマツで法務コンプライアンス室長を務めた。「営業秘密はいつまで保護すればいいのか悩み続けた」。実務経験を理論的に検証したいと考え、2009年から早大大学院法学研究科に通い、3年間で博士課程を修めた。論文では。営業秘密の多くは従業員ら「人」が介在すると指摘。論文では秘密保持契約が有効であり、契約終了後の秘密保持義務の残存期間は、企業と退職者の場合、「最長5年」と具体的に明示した。
資源に乏しい日本はものづくり中心の国です。一層、技術や知的財産を大事にしないと立ち行きません」。そのためにこれからも発信する。