同志社東京校友会

TEL 03-5579-9728

同志社45東京クラブ 同志社45東京クラブ

年次会活動

同志社45東京クラブ

 同志社45東京クラブ歩こう会企画 「風間浦村訪問と八甲田山周遊の旅」

 

  実 施: 2015年10月17日(土)~19日(月)

  参加者: 稲垣、金屋、岸田、鈴木、竹村、向井、若園、寺戸 計8名(敬称略)

        (男性5名、女性3名)

 

 10月17日(土)午前7時15分羽田空港第一ターミナル北ウィングに集合。午前8時発JAL141便で青森空港へ。定刻9時15分着。ここで前日から青森入りしていた岸田さんと合流。計8名でオリックスレンタカー事務所に移動。2台に分乗の後下北半島を目指して出発。目的地の風間浦村役場へは150km余りの距離で、位置的には下北半島大間の少し手前に位置している。新島襄は1864年6月14日に函館から密出国しましたが、その函館へ向かう途上、強い北風と潮流に阻まれ1864年4月18日に下風呂港(現風間浦村)に入港。下風呂温泉に2日間滞在されています。今回の旅の主目的はその風間浦村と海峡いさりび公園に建立された「新島襄寄港記念碑」を訪ねる事にあります。

 当初はむつ市内で昼食をとる予定であったが、休息を兼ねて立ち寄った横浜村のドライブインで昼食を済ませ。更に風間浦村役場を目指す。現地到着は14時少し前。風間浦村役場には以前から連絡を取り表敬訪問の話を進めていたが、生憎当日は中学校の運動会と重なり訪問は断念。役場前から「海峡いさりび公園」に向かう。清楚な公園で手入れがよく行き届いているのが印象的。

新島襄寄港記念碑の前で.JPG

(新島襄寄港記念碑の前で)

 15時過ぎ、今夜の宿泊先である薬研温泉薬研荘へ向かう。16時前に宿に到着。名物おかみ「カモシカ女将の出迎えを受ける。奇しくも当日は薬研温泉開湯400年のお祭り「ミナカダ祭」が盛大に催されており、日本民謡をロックで歌うダイナミックなステージや老若男女の熱気で溢れかえっており、特設ステージの前の観客席の足元には足湯が引かれ、その熱気は深夜まで続いた。それにしてもこんな山中で何処からこれだけの人が集まるのだろうと感嘆した次第。

薬研温泉開湯400年記念祭.jpg

(薬研温泉開湯400年記念祭)

 翌朝6時過ぎには筆者のみを残し車で30分の恐山へ。イタコこそいなかったが静かで紅葉が素晴らしかったとの事。宿に到着した途端、カモシカ女将から朝うるさかったと大目玉。

 10月18日(日)午前8時過ぎ薬研荘を発ち八甲田山へ。途中青森市内で昼食を取り、八甲田山ロープウェイ駅着13時過ぎであった。早速100人乗ロープウエイで10分の田茂萢(タモヤチダケ)山頂へ。途上眺める八甲田の山々と山稜の紅葉は見事であったが、山頂の紅葉は既に終わっていた。田茂萢湿原を散策。多少風はあったものの天気晴朗、寒くもなく快適な散歩であった。

八甲田山田茂萢湿原.JPG

(八甲田山田茂萢湿原)

 八甲田ロープウェイ駅から6km程度の酸ヶ湯温泉へ向かう。15時過ぎ着。この酸ヶ湯温泉は300年の歴史を持ち国民保養温泉指定第一号の木造一軒屋の巨大な旅館で、中には湯治客専用棟もあり、地元の人に如何に愛されているか見てとれます。

酸ヶ湯温泉玄関にて.JPG

(酸ヶ湯温泉玄関にて)

 前夜は食後部屋に飲み物を持ち込み大いに気炎を上げましたが、当夜も全く同様。これも気安い同窓生の集いであります。

 10月19日(月)午前9時頃酸ヶ湯温泉を発ち、青森市内へ。最初に向かったのが八甲田山雪中行軍遭難資料館。明治35年旧青森歩兵隊第5連隊第二大隊199名の将兵を失う大惨事の様子を展示しています。新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」にてもその遭難の様子を伺い知る事は出来ますが、実際には小説に書かれている部分と異なる部分もあり例えば、生き残り将校は自殺したとされているが実際には凍傷にかかった手で拳銃の引き金を弾くのは不可能ではないかとか、日露戦争に突入する時代の上層部の思惑等未だに謎の部分が多く残されているとの事。

 次に向かったのが「ワラッセ」ねぶたミュージアムです。このミュージアムには前年度のねぶた祭りの受賞作品が展示されており、館内は光の祭典と呼ぶに相応しい光景で、実際にお囃子の体験も出来、筆者も含め皆太鼓を叩いてお祭り気分ではしゃいでおりました。

 青森周遊最後の訪問先は三内丸山遺跡です。そこには縄文時代の文化と暮らしが展示されており壮大な敷地の中に復元された住居等が見て取れます。

三内丸山遺跡.jpg

 

三内丸山遺跡にて.JPG

(三内丸山遺跡にて)

 総ての予定を無事にこなし13時30分に三内丸山遺跡を発ち、青森空港へ。

青森空港発15時10分のJAL146便に搭乗。羽田空港着16時10分。定刻でした。

これですべての旅程を終了。羽田空港にて解散。それぞれ帰途につきました。

ご参加のみなさんお疲れ様でした。

                  文責:寺戸重光(S.45.文)歩こう会担当幹事                         

                  写真:岸田允宏(S.45.工)

記事一覧へ