40会会員の井角憲三さんの絵画展(二人展)が5月24日から一週間有楽町の東京交通会館で開催されました。シャイな井角さんのこと、控えめな案内となっていたようですが、会員の文化芸術活動に対する支援という立場から、有志に働きかけたものです。たまたま初日が春の集い当日ということもあり、夕刻、大挙14名が会場に押しかけたという次第です。 案内は二人展となっていますが、メンバーは全員個展との認識で鑑賞しました。
門外漢の小生としては、個々の作品を評価する立場にはありませんが、三年間の集大成として発表されたのでしょう。想像したより多くの作品が巧みに展示されていました。
後列中央が井角さん
とりわけ、成熟した西欧の街並と、車・人物のダイナミックな描写は心に残ります。(以前見たことがあるような・・・)
<枯葉散る夕暮れは~♪(パリ)>
<睡蓮(1)>
<紫陽花><秋風とコスモス>
<アッシジの修道士(イタリア)>
<子猫(1)(名前はまだ無い)><子猫(2)(名前はまだ無い)>
又、宗教画、草花、動物など多彩な色使いで、ジャンルが広がって いるの感じさせます。さらに、特筆すべきは
額縁が手製であり、作品により使い分けているきめ細かい配慮も目を引き付けます。
案内には「生前遺作展PART-1」の趣旨とありますが、名目は遺作展でも結構ですが、趣味の領域を超えて
いる作品を、これからも現役で発表いただけるものと期待しています。
文/写真 幹事 小川 彪
井角さんからの「ひとこと」
退職後「油絵」を始めて7年になり、旅先や日常生活の中で感動したシーンを「絵」にするという、楽しい作業を
趣味として続けて参りました。
この度 生前遺作展(但しPart-1?) として、「画友」との2人展を開催したところ、延べ14名にも及ぶ「40年会」
の皆さんに御来場頂き、過分の御評価と御講評頂いて感謝・感激の極みで御座います。
時間の過ぎる速さを実感する昨今、健康に留意しつつ、数少ない趣味の一つとして今後とも精進し、皆様と共に
「Part-2」を楽しんで頂ける場を設けたいと願っております。