同志社東京40年会
「心のやすらぎ・巡礼の旅」第1回
秩父といえば霊場の札所巡りである。今年は34の札所で「甲午歳総開帳」なる記念セレモニーがはじまっている。
ふだんは秘仏として厨子の扉をかたく閉ざしている観音さまがお出ましになる。
馬は観音さまの眷属(けんぞく=使者)だから総開帳は午歳におこなわれるようになった。とくに甲午の今年は、そもそも秩父観音霊場の創建が甲午歳だったことから、特別の意味があるというのである。
観音巡りのハイクなど、思いついたのは本会きっての篤信家の面々である。われら午歳生まれゆえに、ぜひと も行かねばならじ……と、何人かが意気投合したらしい。かくして世話人どのから「心のやすらぎ・巡礼の旅」なんて殺し文句のメールが発せられたのである。 旅のスケジュールは5回で、34の札所をすべて巡歴するというのである。
「札所観音巡り」といえば、いかにも神妙だが、筆者の小生などは信仰心なんぞ皆無の罰当たり者、もっぱらフリーハイキングという名目にとびついた。どんよりとした曇り空の西武秩父駅、顔をみせたのは本会のアウトドア派の10人である。
<写真:神門寺>
さっそく秩父鉄道の秩父駅まで足慣らし、そこで受付カードをもらってスタート、神門寺、定林寺、西光寺、 今宮坊、少林寺、慈眼寺……へと、老若ではなく、老老男女が秩父の街をそぞろ歩いたのである。曇天ゆえに気温が低かったが、歩くほどに身体が温まり、ハイ クにはほどよい気象条件だった。
<写真:定林寺>
<写真:西光寺>
ちょっと誤算だったのは昼食か。世話人どののいち押しは秩父でも名の聞こえた蕎麦屋さんだったが、日曜日 のせいもあってか、店まえの駐車スペースは隙間もないありさま。だが、もとより効率をかせいだり、先をいそぐハイクではない。立ちんぼでひたすら待つこと 40分あまり、「蕎麦屋は飲み屋である」という強者もいて、思いがけなくここで長居することなった。しかし待ったかいがあって、手打ちの天ざるに一同は大 満足、山くるみをすりこんだ特製そばつゆはなかなかのものだった。
<写真:今宮観音堂>
第1回目のこの日のコースは街なかで平坦な道ばかり、10㎞とはいえ健脚ぞろいのこのメンバーには少しものたりなかったようすだったが、次回に向けて格好の足慣らしになったことは確かである。
<写真:少林寺>
秩父といえば今いちばん人気の芝桜にあえて背を向けて、秘仏といわれる観音様の慈顔を拝し、遅れ咲きの桜を愛でながら、のんびりとただひたすら歩いた。
<写真:慈眼寺>
ゴールの御花畑駅に到達したのは午後5時前、全員が完歩の証明カードをしっかりもらって解散となった。
それにしても、かつて京都でニアミスしていた者どもが、時代を経て、関東でふたたび集い、飴やチョコをしゃぶりながら、秩父路をひたすら歩いている。なんとも奇縁としか言いようがない。
(福本武久・記)
◇東京40会「心のやすらぎ・巡礼の旅」 第1回
・日 時 :2014年04月20日(日)12:00
・集合場所 :秩父鉄道 秩父駅
・天 候 :曇り
・参 加 者 :10人
・コ ー ス :秩父駅⇒神門寺⇒定林寺⇒西光寺⇒わへいそば(昼食)⇒今宮坊⇒少林寺⇒慈眼寺⇒御花畑駅⇒西武秩父駅(野坂寺は次回に持ち越し)
<あとがき>
◇秩父三十四札所は、西国三十三札所・坂東三十三札所と併せて日本百観音といわれ、その結願寺は秩父札所三十四札所の水潜寺となっています。結願したら(すべて巡礼し願いを成就したら)善光寺に参るのが慣例となっています。
◇秩父札所が三十四ヶ所となったのは、歴史が浅く又、立地条件が有利なこともあり、三大霊場が100ヶ所になるべくプラスワンを担ったそうです。
◇それ故、秩父三十四札所の水潜寺が結願寺として脚光を浴び全国から巡礼に訪れるようになりました。
◇開創は1234年甲午三月十八日であり、なるほど本年が60年に一度の甲午開帳13巡目です。
◇文献によれば、長野県佐久市の岩尾城址にある大永五年(1525年)銘の石碑に、秩父三十四番、西国三十三番、坂東三十三番と彫られている事実から、それ以前より結願寺として注目されていたことになります。
(以上関連HP記事参照)
◇第2回巡礼ハイキングは6月15日(日)です
◇問合せ:秩父札所観音巡り事務局 宮野 和佳
◇企画・編集 世話人 小川 彪
posted by 同志社東京校友会 at 00:51| 東京40会
2014年04月22日
同志社「東京40会」2014春季ゴルフコンペ 報告
若き時代に鍛え、今だ衰えないゴルフの腕前を淡々と和やかに競い合う東京40会の春季ゴルフ大会が4月14日、春たけなわの足柄郡松田の丘陵地にあるチェックメイト カントリークラブで行われました。
写真1:富士山を望むコース
写真2:参加者全員
アップダウンの連続で、フェアーウエイも狭いところも多く、GPSのネビゲーションシステム付のセルフカートで距離感覚を研ぎました。
丹沢大山国定公園の山並みを眺めながら、秦野の街並みを見下ろしながらショットを打ち、桜の花吹雪、ハナミズキと水仙の花を愛でながら、アンジュレーションの難しいグリーンを読み、攻めました。
12名の腕前はさすがでした。優勝は荒西さん
写真3:優勝とドラゴンの荒西さん
準優勝は濱田さん、3位は藤川、べスグロは90の青木さん
写真4:ベスグロの青木さんと幹事の近藤さん
ドラコンは荒西さん、二アーピンは室さんで、皆さんご満悦でした。
今回の幹事役は青木さんと近藤さんでした。次会の秋の幹事は荒西さんと村田さんです。東京40会ゴルフ同好会のメンバーはこれからも体を鍛えていきます。
写真:近藤
文責:藤川