ウォーキング担当 中澤淳郎
食べ歩き担当 黒田満紀子
10月13日(木)10時にJRお茶の水駅・聖橋口に集合し、先ず駅と隣り合わせの聖橋へと出発する。
聖橋は関東大震災後の震災復興橋梁として昭和21年に完成したもので、神田川両岸にある湯島聖堂とニコライ堂を結ぶことからこう名づけられた。
この日のウォーキングは、湯島聖堂と神田明神に詣で、ニコライ堂を見て、山の上ホテルに向かう約3.5kmのコース。
湯島聖堂には孔子の像があり、全面真っ黒なうるし塗りに屋根が薄緑で重厚な印象。
(写真1)
それとは対象的に、朱や緑の色彩が華やかな
神田明神。その境内には銭形平次の碑も建立されていた。
(写真2)
「ニコライ堂」の名で親しまれる東京復活大聖堂教会はジョサイア・コンドルによるビザンチン様式の聖堂。
午前中は中に入れず、内部のステンドグラスが見られないのが残念だった。
(写真3)
ここから山の上ホテルに向かう途中には、夏目漱石が通ったお茶の水小学校(旧錦華小学校)があり、その柵沿いに「我輩は猫である」文学碑もある。
漱石は、里子に出されたり生家に戻ったり波乱の幼少時代を過ごし、この小学校を卒業後、府立一中(現日比谷高校)へと進んだ。
(写真4)
次に昭和初期に建てられ、川端康成など文学者がよく利用したといわれる山の上ホテルを見て、ランチの会場へ。
12時前に明治大学紫紺館の5Fにあるレストランフォレスタ椿山荘に着き、ここでさらに2名の仲間と合流する。
久しぶりに会う人もいるので、フランス料理を楽しみながら、めいめい一言ずつ近況を報告し合った。
笑ったり驚いたり共感したりしてのなごやかなひとときを過ごし、2時半頃解散した。
(写真5)
この日の秋の合同企画に参加してくださった方は15名(男性8名・女性7名)でした。
お忙しい中から参加してくださった皆さまありがとうございました。
(写真1)
湯島聖堂の孔子像:世界一大きい像で、1950年に台湾から寄贈された。この聖堂は江戸時代(1690年)に儒学振興のために創建された。
(写真2)
神田明神境内の『銭形平次』の碑:作家山岡荘八・映画人永田雅一らが発起人となって建てられた
(写真3)
ニコライ堂:神田川を挟んで湯島聖堂との間に聖橋とお茶ノ水駅がある。
ニコライは函館で新島襄と肝胆相照らす仲でした。
(写真4)
『吾輩は猫である』の碑:漱石が少年時代に通った小学校の柵沿いに建てられている。
(写真5)
参加者全員
お茶ノ水・明治大学紫紺館内のレストランの前で。