同志社東京校友会

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年次会活動

東京38会

幹事:中澤 淳郎

新緑の高尾山

開催日:平成24年5月23日

今回は、東京西端の新緑に映える高尾山に総勢9名(男性6名、女性3名)が登った。集合場所・京王線高尾山 口の駅前には、前日の雨が上がった青空の下、リュックを背負った多くの登山者が待ち合わせをしていた。10時過ぎに山頂へと歩き始める。平日(水曜日)に も拘わらず多くの登山者が同じように登って行く。数分でケーブルの清滝駅を横にみて山道に入った。平日なので年配者が目立つのは予想通りだが、大学生のグ ループや若者のふたり連れもかなり多くいて、混雑状態であった。標高599メ
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ートルの山頂への途中にあるケーブル高尾山駅までの2キロに約1時間を要した。続く登りに、かなり厳しい思いをした。
駅前展望台で、二度目の休憩。
快晴の展望台からは広い東京が一望でき、少し霞んでいたものの開業直後の東京スカイツリーをはじめ横浜ランドマークタワーやはるか三浦半島までも眺めることができた。
さらに、浄心門を過ぎて薬王院へ。
薬王院の手前には階段を登る男坂となだらかで階段のない女坂があった。女性ふたりのみが女坂で、他は男坂を登って合流点へと向かった。
階段は108段、偶然なのだろうか、これを登ったことで煩悩が消えるのだろうかと話しながら歩いた。
合流点には女坂経由の二人とほとんど同時に到着。
ここから5分余りの薬王院の山門を通り抜け、本尊・飯縄山大権現へと歩を進めた。

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「薬王院」は千二百年余の歴史がある由緒ある寺院で、奈良時代天平16年(744年)に聖武天皇の勅令により東国鎮守の祈願寺として高僧行基が開山した。
古来、高尾山は修験道の山といわれている。
今日もなお滝修行の道場として「琵琶滝」と「蛇滝」の二ヶ所が一般の人たちに門戸を開いている。
「飯縄山権現」は、平安時代、信州善光寺の北にそびえる飯綱山(飯縄山)山上に祀られたのが原点で、ここから全国に飯縄信仰が定着していったと考えられている。
飯縄権現堂を経て頂上への途中で、3年生位だろうか、地元の小学生50~60人の一団に出逢った。
みんなおそろいの白い帽子をかぶり、元気よく坂道を跳びながら下りて行く。その姿がとても可愛らしかった。
山頂に着いたのが12時過ぎ、一帯はたくさんのグループがお昼を楽しんでいた。なんとか場所を確保してシートを敷き、私たちもお弁当タイムとした。
アルコール好きのひとりが缶ビールを何本も保冷剤で冷やしながらリュックに詰め重いのを運んでくれたので、みんなで乾杯してその味を楽しんだ。
好天なので山頂展望台からの富士山を期待したが、残念なことに雲が厚く、姿を見せてくれなかった。
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復路は、往路とは異なったせせらぎに沿う山間のコース。芽吹いたばかりの若葉をはじめ濃淡さまざまの美しい緑の中、うぐいすや名も知らない野鳥の愛らしい声をたのしみながら修行の場・琵。

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琶滝を経由して、4キロ弱を1時間40分かけて高尾山口駅に戻り、3時過ぎに解散した。

参加者:9名
(女性 池田、加納、木村)
(男性 上原、打越、中川、東、平野、中澤)

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