【同志社フェアin高梁】 地域交流イベント 【レポート】
2017年10月28日(土)、「同志社フェアin高梁」の地域交流イベントが
岡山県髙梁市の高梁総合文化会館で開催されました。
JR伯備線 備中髙梁駅
同志社の創立者である新島襄の安中藩江戸藩邸は、備中松山藩(岡山県高梁市)の分家にあたります。
新島は幼少期から脱国にいたるまで、実は多くの備中松山藩の人物と関わり影響を受けました。
備中松山藩の藩儒から漢学を学び、海風丸を所有し新島の箱館航海を許可した備中松山藩主と、
その藩士達の協力がなければ同志社の設立はなかったといわれています。
また、新島は同志社英学校設立後に高梁を2度訪れます。
初めての訪問後、キリスト教の伝道が急速に発展し、高梁基督教会設立に繋がるのです。
その後、同教会は多くの教育者や社会福祉者を輩出し、
新島は高梁の教育や文化の発展に大きく寄与したのです。
高梁基督教会
新島にゆかり深いこの備中高梁に全国から300名以上の同志社人が集い、高梁総合文化会館大ホールで
13時より佐藤 優氏(作家、元外務省主任分析官、同志社大学神学部客員教授)による
記念講演会「新島襄と高梁」が行われました。
講演会は高梁との話だけではなく外交問題、現在の大学の話にも及び
時間の経つのも忘れるほど興味深いものでした。
15時からは同志社グリークラブ・高梁少年少女合唱団ジョイントコンサートが行われ、
グリークラブは「カレッジソング」から「宇宙戦艦ヤマト」まで4曲、少年少女合唱団も3曲、
最後に合同曲として昨年CMソングから話題になった「海の声」を合唱していただきました。
文責/作村満明 〔1977年(昭和52年)法学部卒〕
写真/新田博伸 〔1977年(昭和52年)法学部卒〕