第166回 目黒を歩く
日 時: 2017年6月22日(木)10時~
集合場所: 東急・武蔵小山駅西口広場
天 候: 晴
参加者数: 31名
案 内 人 : リーダー 小林 繁蔵(43法)
サポーター 駒田(43工)、成瀬(43商)、吉川(43工)
歩行距離: 約5.5km
≪コース≫
武蔵小山駅 ⇒ 林試の森公園 ⇒ 目黒不動尊 ⇒ 目黒競馬場跡 ⇒ ロイヤルホスト(昼食)
⇒ 目黒寄生虫館 ⇒ めぐろ歴史資料館 ⇒ 中目黒駅(解散)
前日の激しい雨風とは打って変わった歩こう会日和に恵まれ、気分良く武蔵小山駅をスタートし、
細い路地を抜けて最初の目的地で点呼、準備体操を行った。
林試の森公園 明治33年に林業試験所として開設され、昭和53年に機能を筑波に移転後、
平成元年に公園として整備された。
広さ東京ドーム2.5倍の敷地に100年以上の樹木が群生し、都内とは思えない静かな空間。
のんびりと散策するには最適な雰囲気で、じゃぶじゃぶ池や冒険広場があることから、
当日も多くの保育園、幼稚園、小学校の子供たちが楽しそうに動き回っていた。
園内には珍しい樹々が多く植えられているが、残念ながら知識の乏しい者には猫に小判であった。
目黒不動尊(滝泉寺)西暦808年に慈覚大師円仁(天台宗3代目座主)により創建されたと伝えられ、
不動明王を本尊としており、江戸三大不動、江戸五色不動の一つとなっている。
階段の下には立派な石不動の像、独鈷の滝があり、本尊に向かう上り坂には急な男坂と
比較的緩やかな女坂があるが、多くの会員が頑張って男坂を登っていた。
大本堂前の階段で集合写真を撮った後、ご本尊を参拝する。
構外には甘藷先生(青木昆陽)の墓があるが、時間の都合でパスをした。
目黒競馬場跡 明治40年(1907年)に日本競馬会が一周1マイルの競馬場を設置し、
1932年に第一回の日本ダービーが開催されたが、翌年には府中に移設され、
現在重賞の「目黒記念」として名前が残されている。
跡地は住宅地化されており、意識して見ると当時のトラックのカーブの一部が路地となって残っている。
ロイヤルホストで昼食を取ったが、次の寄生虫館をパスする人たちはそのまま歓談をしてもらった。
目黒寄生虫館 世界でただ一つの寄生虫の博物館で、亀谷了博士の創意と私財投入により、
約6万点の蔵標本中300点が展示されている。
今まで知らなかった多くの寄生虫に驚かされたり、小さい頃には身近な存在だった回虫を懐かしんだり、
最近話題となっているアニサキスの話で盛り上がったりと有意義な時間を過ごせた。
私財により運営されているとのことで、多くの人が退館前に寄付をしていた。
めぐろ歴史資料館 廃校となった区立の中学校の校舎を利用して、
目黒の縄文時代から現代までを展示してある。
入口の床の目黒区全体の航空写真は珍しい展示で、全員が興味を示して
しばらく立ち止まって眺めていた。
館内は時代毎に貴重な資料が展示されていたが、やはり小さい頃身近にあった
戦中・戦後の展示エリアに興味があり、その頃の生活の話に花が咲いていた。
その後山手通りを中目黒駅へ進んで解散とした。
(吉川記)