日 時 2012年4月3日(火)10時~
晴のち曇り(「台風並み」の
暴風雨の予報)
集 合 川越駅改札口(東武東上線)
参加者 12人 距離 約 5.8km
案内人 村木文明(S34経)
「春の暴風」風速25mという予報に参加者は12名と少なかったのですが折角なので、暴風が来る前にとスタートしました。
《コース》
新河岸川の舟運で栄えた川越は江戸との交流が盛んでしたが、当時の江戸は度々の大火に見舞われ、享保年間に幕府の方針で耐火建築の蔵造りの商家が建ち並ぶようになりました。
その建築様式が川越に伝わり今の東京には見られない江戸の風情が川越の街に残り「小江戸」と呼ばれる所以です。
川越といえば「川越大師」の別名を持つ喜多院を彷彿させますが、星野山無量寿寺は中院を中心に、北院(喜多院)と南院(現在は廃寺)の三支院で構成されていました。
中院は狭山茶発祥の地として有名で、その起源を記した石碑があります。
慈覚大師が比叡山より茶の実を携え薬用として栽培したのが始まりとされています。
喜多院(天台宗の寺院)の五百羅漢の石像は、日本三大羅漢のひとつとして数えられ1782年から1825年の半世紀にわたり建立されたもので、538体の石仏が鎮座されております。
現在4代目の「時の鐘」は、明治26年の川越大火の翌年に再建されたもので、高さ約16mあります。現在でも1日に4回(6時・12時・15時・18時)にときを告げ続けております。
菓子屋横丁は、飴や煎餅などの駄菓子を製造供給しておりますが、昭和初期には70軒もあった店舗が現在では20数軒あるのみとなっていました。
計画では4時間の道程でしたが、暴風を意識し、2時間に短縮。
参加者には申しわけない「歩こう会」となってしまいました。
(文責 村木)