梅雨の合間とは思えぬ強い陽射しが降り注ぐ東京の7月2日(土)に、同志社大学ESS東京OB会総会が、ホ テル銀座ラフィナートにて開催されました。3月11日の東日本大震災、その後の福島原発事故と、あまりにも辛い出来事が続き、東京の空もまだ重苦しい空気 に支配されているこの時期に「OB会を開催する」ことの是非について、世話人会(実行委員会)で随分論議されましたが、敢えてこの時期に同志社人の和と輪 と絆を再認識することも意義があるということで、開催の運びとなりました。
絆を求めて集まったOB達は、当日90名。昭和28年卒の大先輩から現役4回生まで幅広く、初参加者も9 名、被災地の仙台や関西からもご出席頂きました。集まった多彩なメンバーは、キャリアと貫録が加わったものの、ESSの和と輪で、すぐ青春時代にタイムス リップしました。
先ずは桑田泰弘世話人会代表(S40卒)から開会宣言。鈴木良之副代表(S40卒)と共に、6年間OB会 の充実に献身された両氏から、S44卒の近藤義彦さんに代表のバトンタッチが発表され、皆さんの暖かい感謝の拍手を受けました。今後は近藤代表と並河和 之・森本裕子両副代表の44年卒チームで世話人会(22名)は運営されることになりました。
続いて、京都から駆け付けて頂いた、ESSのOBでもある八田英二学長(S46卒)から同志社大学の近況 報告をしていただきました。八田学長の在任中(再来年で15年)、同志社が「良心教育」を礎に、どのように環境対応・進化して来たかをお聞きするにつれ、 同志社に学んだ誇りを一層強くしました。
乾杯の音頭は、S32卒の漢城(あやき)皓一さん。ハーバード仕込みの素晴らしいスピーチに、英語に自信のあるESS・OB達も、流石にうっとりと聞き惚れました。
今回の記念講演は、近鉄エクスプレス社にて10年近く社長を務められたS40年卒「辻本博圭さん」より、 「伸びる国際航空輸送」と題して、21世紀初頭、世界の勢力地図が大幅に変わり行くなかで、リーマンショック等、苦難を乗り越えつつ挑戦されたドラマを話 して頂きました。氏のように、グローバルなビジネスの場で日本経済に大いに貢献されたESS・OBが沢山おられることに改めて、意を強くした次第です。
その後歓談の時間には、あちこちで関西弁や笑い声の渦は留まることなく、今出川の思い出が、銀座で大きな華を咲かせた一日となりました。最後は恒例のDUESSソング、カレッジソング、同志社チアーで締め、和と輪、絆と愛に溢れた一日は無事終了致しました。
S47年卒 藤田 薫(当日MC)
写真集
DUESS東京OB会 (集合写真)
藤田薫さんの司会で開会
桑田前代表の開会宣言
八田学長もESS・OB
S32年卒 漢城さんの乾杯
鈴木良之さんカメラマン
盛会の会場風景
辻本博圭さんによる講演
にこやかに
S33~36年卒の皆さん
なごやかに
宴たけなわ
新代表陣左から森本、並河、近藤、前代表の桑田、鈴木各氏
左から 森本、並河、近藤、桑田、鈴木の各氏
桑田前代表、現役和田君、鈴木前副代表、近藤代表