ウォーキング部会報告 (2011年5月26日)
幹事:中澤 淳郎
今回は東京都と千葉県の境にある水元公園から柴又へのコースを選んだ。
先ず、水元公園の入口に隣接する1943年建造の閘門橋を観る。
東京では唯一のレンガ造りアーチ橋で水位・水流・水量調整のための橋である。
水元公園に入ると、8代将軍吉宗が1729年(享保14年)に灌漑用水の調整用として造ったといわれる遊水地・小合溜が左手に見えてくる。白のスイレンや黄のコウホネが水に映えて美しい。
右手にはポプラの並木が続く中、5月の風景を楽しみながらウォーキングを開始した。
園内では、バラ園が見頃で小さいながらも美しく咲き誇っていた。
ちょうど昼食時でいく組ものかわいい保育園・幼稚園児たちが広場に集っている。
美しい若葉をつけて真直ぐに伸びた千本以上はあるというメタセコイヤの林を抜け、しばらく歩くと水元大橋に出る。
橋のたもとの芝生やベンチでお弁当タイム。
昼食後、大橋を渡り公園自慢の花菖蒲園へ。
だが今年は未だほとんどが固いつぼみのまま・・・淡い赤紫が2輪だけだった。
菖蒲まつりが5日後に迫っているので、かなり咲いているものと期待していただけに残念だった。
緑と水の公園を後にして江戸川堤に出る。
河川敷のゴルフ場を見下ろしながら川下の柴又へと向かう。
途中、JR常磐線のガードをくぐり、川の中に立つ金町浄水場の取水塔から矢切の渡しへと歩く。
昔ながらの渡しは、「寅さん」や、伊藤左千夫の小説「野菊の墓」の舞台として有名な場所である。
この辺りの川幅は170メートル、手漕ぎの渡し舟で片道6分ほど、対岸の矢切まで往復した。
流れは穏やかで揺れも殆んどなく快い川風をたのしんだ。
渡しの近くに建つ寅さん記念館を経て柴又帝釈天に着き、ここで解散(午後3時)。
その後、女性グループは全員で柴又名物草団子を味わって帰宅したそうだ。
スタート時には曇っていて雨の心配もあったが、時折太陽が顔を覗かせるさわやかなウォーキング日和のもと約7キロの行程をたのしめた一日であった。
参加者:14名
(女性)岡田、金田、久保木、倉田、黒田
(男性)上原、打越、大塚、楠田、田中、中川、塗田、東、中澤