当句会とアルファー会は、新宿の「すみれ亭」から同志社東京校友会議室、と同ビル内の「さがみ」で初回の句会を開催した。
新規加入者を対象に倦鳥主宰による特別講義をアルファー会と称して開催してきたが、今月は、俳句に取り組む心構えと俳句の表現方法につき講義された。
内容は「俳句のモダニズム」と題し、抒情詩として詠む俳句には森羅万象に対するする観察や愛などを込める必要があるなど先達の句例を引き、明快な説明があり、大変参考になった。
句会方式も「合評方式」を採用し、投句者名を伏せた句に対し幹事指名者が披講した際、解釈諸説があり、大変盛り上がった。
<会員最多得票句>
当季雑詠の部
向日葵に横向く奴もいたりして 智昭
鳥兜の部(兼題:後の月)
肩先に冷えの少しや後の月 しろう
<主宰特選句>(2部とも久保木雅子詠)
御殿場の花の種撒く秋日和
はるかなるストーンヘンジの後の月
<主宰の今月の詠句>
裏木戸に亡き母の声秋の虹
<当番幹事特選句>(鳥兜の部)
諍ひて悔ゆる盃後の月 信貴
後の月の季語は十月の肌寒い時期で作者
の嘗める盃の味が良く出ていると感じた。
すみれ亭句会83 会報(PDF)
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121025_sumiretei.pdf
83.pdf
次の第84回句会は11月16日午後5時「さがみ」にて開催(アルファー会休会)
10月当番幹事、 塗田業平 記