同志社東京校友会

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東京38会 東京38会

年次会活動

東京38会

食べ歩き会幹事 : 黒田真紀子
ウォーキング会幹事 : 中澤 淳郎
実施日:10月24日(水曜日)
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秋の飾りの上野公園

前日の雨と風の大荒れ模様から一転した快晴の寒い朝、14名がJR鶯谷駅に集合して一日が始まった。
まず、駅から5分ほどの『書道博物館(中村不折記念館)』へ。
画家・中村不折は子規の親友で、書道の大家でもある。
ここでは学芸員の解説があり、作品をより興味深く鑑賞することができた。
日清戦争で従軍記者として中国へ渡ったことが書の古典との初めての出会いとなり、不折は中国と日本で書の重要資料を蒐集したのだった。書家としても著名な不折の書風は独特の大胆さと斬新さにあり、殊に信州・高遠地方ではどの家にも不折の作品があるそうだ。
森鴎外の遺言により墓碑名を揮毫したことで知られている。現在でも、「新宿中村屋」、清酒「真澄」「日本 盛」、「神州一味噌」の看板やラベルなどで不折の書を目にすることができる。不折と交流のあった子規や漱石ら文豪たちの書簡も展示されて見どころのある博 物館だが、今回は時間がなく展示室の一部のみの鑑賞に終った。

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書道博物館の学芸員と

『不折記念館』からは、再度訪れようとの思いを残しながら、上野公園の『鴎外旧居跡』へと向かった。
秋晴れの下、山手線ほか10余りの線路を見下ろしての陸橋を渡りJR鶯谷駅南口へ、さらに国立博物館・東京芸大前を経由し旧居跡まで約50分の心地よいウォーキングだった。
途中、上野高校付近では、12時頃というのに中間試験中なのか多くの高校生に出会う。
『鴎外旧居跡』はホテルの一角にあり、残されている旧居・庭の一部と「舞姫」

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鴎外旧居跡と舞姫

の碑の文学碑を観たのち、そこから数分の『五条天神社』にも足を延ばす。医薬の神様を祀ってあることから、それぞれが病気の際の薬効大であることを祈願した。
『五条天神社』の階段を上がると目の前が本日昼食を囲む『韻松亭』と『時の鐘』が並んでいる。
「花の雲鐘は上野か浅草か」の芭蕉の句で有名なあの鐘である。
現存の『鐘』は天明7年(1787年)の鋳造で、江戸時代の音が朝夕6時と正午の3回、現在も鳴り響いているのだ。
午前中の快適なウォーキングの後、12時半頃に『韻松亭』に到着。ここでさらに3名の仲間が合流し、17名そろって『韻松亭』で昼食をとった。
今回は日本料理「豆富ゆば会席(清流)」を談笑しながら味わった。
各人の近況報告やほほえましい自慢話などで盛り上がり、なごやかなひとときを過ごして3時頃に解散した。
これ以上望めないほどの快晴に恵まれた一日に感謝!

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韻松亭での食事の後で

今回も皆さまのご協力ありがとうございました。
これからも皆そろって元気に過ごせますように。 

参加者17名:(女性)大道 木村 倉田 久良木
佐藤  柴田 郷農 黒田
(男性)石垣 上原 打越 田中 西裏 
東 平野 渡部 中澤

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