散り急ぐ桜が気になりつつの句会。4名欠席の会になったが、季節柄もあって常にもまして盛り上がったのはご同慶の至り。まさに「値千金」の春宵のひと刻であった。
阿蘇慶子、久保木雅子両氏が、夫々「慶」、「らうら」という俳号を持たれ、お二方からその名乗りの経緯などを伺った。
今回の「鳥兜」は、その原点に立ち返って、「五七五」でさえあれば俳句に限らず川柳、都都逸何でもあり。
奇想天外、荒唐無稽大歓迎・・ということにしたのだが、意外にも川柳2句だけで残る18句は兼題を詠みこんだ「俳句」になった。投句のみならず、選句結果を見ても皆さん、洵に真面目でいらっしゃるということを証明する結果に。
今月の特選三句
○ 御水取り済んだと鹿の触れ歩く 藤酔
○ あたたかや敷居の線路汽車走る まさ
○ 根性桜思いがけなきところより 晶子
○ いそいそと花に誘はれ旅支度 信貴
倦鳥主宰の一句
花の夜を共にしてをる尾骶骨 倦鳥
当番幹事 しろう
すみれ亭句会89 会報(PDF)
月刊すみれ亭 89 (25・4・1).pdf
89.pdf
次回句会
5月13日(月)
兼題:「立夏」、「夏立つ」、「夏来る」
当番幹事: 晶子さん