幹事 業平
当月は、すみれ亭句会のアルファー会の最終回となりました。アルファー会のここ数回は、会員が持ち寄って発表するテーマの内容について倦鳥主宰が適切なコメントをされご指導いただいてきました。
今回のアルファー会講師は、「らうら」さんこと久保木雅子さんにお願いした。らうらさんは、女流作家の「キャサリン・マンスフィールドの伝記」をちょうど共訳出版されたところである。
1888年NZに生まれ1923年に没するまでの「K・マンスフィールドの足跡」を参考資料に「マンスフィールド雑感」と題してお話された。
その際、時代背景として1910年前後の世界的な文学や芸術の動向、同時代の海外でのジャポニズムが彼女に与えた影響などを対比・考察された明快な資料でお話され、句会員に感銘を与えた。
このような研究者がすみれ亭句会の仲間におられることに大きな誇りを感じた。
ますますのご活躍を祈念します。
らうらさんの講話