先日「東京新聞」朝刊を見ていたら面白い記事がありましたのでお知らせします。
見出しは、「オノ・ヨーコさんゆかり福岡・柳川」「祖父の屋敷跡記念館へ」「市が建設検討観光資源に」です。
　故ジョン・レノンの妻で芸術家のオノ・ヨーコさんの祖父「小野英二郎」は柳川藩士の息子で、同志社に学び ました。新島先生の信頼の厚かった弟子です。中退して（留学のためですが、当時は一般的でした）、アメリカのオべリン、ミシガン大学を卒業しました。帰国 後、新島先生に招かれ、「同志社政法学校」（現法学部）を創設するのに貢献しました。後に、日本興業銀行（現みずほ銀行）の第四代総裁になりました。同志 社校友会第二代会長でもありました。新聞記事では、この小野英二郎の屋敷跡が残っていて、武家屋敷の門のみのようですが、跡地を市が買って、ジョン・レノ ン夫妻の業績や小野家の歴史を紹介する記念館を建設する計画で、９月市議会に購入費を計上するようです。
　土地はオノ・ヨーコの遠縁の人が所有していますが、市の申し出を受諾したようです。
この件については、地元の「柳川ふるさと塾」なる団体が働きかけたようですが、同志社関係者が含まれているかどうかはわかりません。
　小野家は柳川名物の川下りコースの途中にあります。柳川は、北原白秋の故郷として有名ですが、同志社とも非常に深い関係があります。それは第八代同志社総長「海老名弾正」の出身地であるからです。
　１０年ほど前、同志社校友会久留米クラブが海老名弾正の記念碑を川岸に建てました。

　もし今回の記念館が実現すると、柳川には同志社に関係する名所が二か所になるわけです。
私は法学部出身で同志社政法学校と「小野英二郎」の名は知っていましたが、オノ・ヨーコと関係があるとは知りませんでした。驚きましたが、もし実現すればですが、嬉しい記事でした。

文：４１法　宇治郷毅