<玉川上水緑道散策と 津田塾大学キャンパス見学>
前日の天気予報「午前中小雨」が的中しスタートは天候で躓きましたが15名が元気にJR中央線立川駅集合。
東京都の中西部、一般に武蔵野と呼ばれる地域を流れる玉川上水は、今から350年程前の江戸時代に厳しい条件の下掘削工事を完了し通水を開始した人工の河川です。
今回の歩こう会はこの武蔵野の面影残る玉川上水散策と、その沿道に位置し明治31年にAll-round womenの養成を建学の精神として創立した津田塾大学を見学するコースです。
散策を始めた朝方は小雨が降っていましたが、昼食を終えるといつの間にか雨も上っており、最終目的地の津田塾大学に到着する頃には青空も見えるようになっていました。
大学キャンパスを特別に大学職員の方に案内して頂き、創立者資料室やチャペル等見学、創立者の精神が隅々にまで浸透している印象を強く受けました。
散策を終わってからの懇親会では例によってにぎやかで楽しいひと時を堪能、6時前お開きとなりました。
実施日:平成24年10月7日(日)
天候 :雨のち晴れ
参加者 :小関さん(経)、向井さん(文)、香月さん
(商)、稲垣さん(商)、竹村さん(法)、森さん(商)、
大西さん(経)、福島さん(商)、沼田さん(商)、近藤
さん(商)、山根さん(商)、中牧さん(商)、瀬川さん
(経)、下田さん(商)、奥田(経)の15名
(玉川上水のせせらぎをバックにして)
(小平中央公園にて)
(津田塾大学本館前にて)
行程JR立川駅10:30出発 ─ 立川北駅10:40・(モ
ノレール)・10:50玉川上水駅下車 ─ 11:10こもれ
びの足湯11:20 ─ 11:45昼食(松根麦)12:40─
13:30休憩(小平中央公園)14:10 ─ 14:20津田塾
大学15:20 ─15:45・(バス)・(懇親会)17:50散会
(こもれびの足湯)
訪問先(沿線)ご案内
〇多摩都市モノレール
2000年開業、多摩センターと上北台を結ぶ。
沿線には中央大,帝京大、明星大等がある。今回参加の皆さんは多摩モノレールには初乗車の方が多いようでした。
〇玉川上水
1600年代半ば江戸幕府は多摩川の水を江戸に引き入れる壮大な計画をたて、会津藩主保科正之の命令で松平伊豆守信綱が工事責任者となり着工、わずか1年余りで、羽村取水口から四谷大木戸までの43キロの掘削による水路が完成。
1654年には江戸市中に多摩川上流の水が供給されることになった。
(木漏れ日の玉川上水緑道を歩く)
〇津田塾大学
明治4年岩倉使節団の船上に6歳の幼い少女の姿がありました。津田梅子です。多感な少女時代を送った梅子は、帰国後日本の女性の置かれていた状況に驚き、女性の地位を高めなければという思いが募ります。
再度の留学後1900年(明治33年)先駆的な女子高等教育機関のひとつとなる「女子英学塾」(後の津田塾大学)を創立。開学式で梅子は次のように語りました。
「真の教育には、教師の資格と熱心、学生の研究心が大切である。また学生の個性に応じた指導のためには少人数
教育が望ましい。さらに人間として女性としてAll-roundでなくてはならない」。
この津田塾の精神は現在にもしっかりと受け継がれているようです。
梅子と同じく岩倉使節団の一員として参加した年上の捨松は、留学から帰国後も梅子のよき相談相手となり、女子英学塾を創立するにあたり資金面の援助を行ったことで知られているが、彼女は戊辰戦争時会津若松城で山本八重とともに官軍と戦った同志です。
(津田塾で職員さんの説明を聞く)
(文責 奥田)
(写真 近藤、奥田)