実施:2013年4月20日(土)
集合:JR横須賀駅 08時45分
参加:稲垣さん、氏部さん、大島さん、岡野さん、
奥田さん、大西さん、香月さん、金屋さん、
岸本さん、小関さん、近藤さん、斉藤さん、
鈴木さん、竹尾さん、竹村さん、谷垣さん、
丹羽さん、沼田さん、藤本さん、俣野さん、
森さん、若園さん、及び寺戸で計23名
4月20日08時45分JR横須賀駅に全員集合。今年最初の行事は23名の参加で歩こう会設立以来の新記録 となりました。本日の天気予報は曇り後雨。気温は11度から12度程度。かなり寒い時間帯の集合となりました。先ず、駅近くのヴェルニー公園で横須賀港の オーバーヴュー。近くに南極観測船「しらせ」が停泊中。
僅かな時間でしたが9時の開館を待ってヴェルニー記念館へ。横須賀はペルーの久里浜沖来港以来、歴史の表舞 台に登場することとなりますが、忘れてならないのが横須賀製鉄所(後の横須賀造船所)の建設を推し進めた幕府の勘定奉行小栗上野介忠順(タダマサ)とフラ ンス人技師ヴェルニーです。横須賀造船所は蒸気機関を原動力とした日本最初の総合工場と言えます。その当時使用されていたスティームハンマーが記念館に展 示されています。
9時8分発バスに乗車。観音崎公園に向かいます。そこでは日本最初の洋式灯台に上り、東京湾防備の為に造 られた第一海堡と第二海堡を遠くに臨み、海との距離の近さを感じながら付近を散策。時間の関係で入館出来ませんでしたが、近くの横須賀美術館には週刊新潮 の表紙で有名な谷内六郎氏の常設展示場があります。
11時2分初バスで横須賀中央へ。バス停から徒歩10分で三笠公園へ到着。ここには、日露戦争の日本海海 戦の際、司令長官東郷平八郎の指揮の下、ロシアのバルティック艦隊を打ち破った旗艦『三笠』が展示されており内部を見学出来ます。船内で20分のビデオを 鑑賞。日清戦争、三国間干渉、日英同盟そして日露戦争へと続く時代の流れとその日露戦争が東南アジア隣国の指導者の育成に影響した事等がコンパクトに纏め られておりました。艦内にはガイドも付き大砲の扱い方等丁寧な艦内説明でした。
11時45分ドブ板通りにあるカレーレストラン『TSUNAMI』へ向かいます。23名への対応は時間的 に大変であったため今回は事前の料理予約とさせていただきました。料理品目は『横須賀海軍カレー』と『ネイビーバーガー』のみです。『横須賀海軍カレー』 は海軍にそのルーツがあります。長期の航海の際脚気に罹る乗組員が多い事に悩んでいた海軍は英国海軍から西洋食を取り入れ、その中のカレー味シチューに小 麦粉を加えてとろみをつけてご飯にかけて食べるようにしました。必ず牛乳とサラダを添えるという横須賀海軍カレーのスタイルが確立され、横須賀市内の海軍 カレーを提供する店は必ず小麦粉を使用し、牛乳とサラダを添えるという申し合わせになっているとの事。
『ネイビーバーガー』は2008年11月19日米海軍横須賀基地から、海軍の伝統的レシピが横須賀市へ提 供。つなぎを一切使用しない100%牛肉170グラム以上のパテと拘りぬいたバンスを使用したアメリカンバーガーです。日本人には大味でケチャップ、マス タード等で味を調整しながらいただく事となります。
食事の後、次の予定迄の短い時間を利用して、ドブ板通りを散策。この通りの名前の由来は当時ドブ川が流れ ておりそれを板で覆ったことからとされています。ここは今でこそ気軽に歩ける場所となっていますが1ドル360円の時代は米軍人が闊歩し特に夜は日本人は 怖くて歩けない界隈であり、当時のバーには「ノージャパニーズ」或いは「アメリカンオンリー」と札が出され日本人の出入りが出来ない店が多数ありました。 ダウンタウンブギウギバンドの歌「港のヨーコ、ヨコハマ、ヨコスカ」の作曲者宇崎龍堂はこのドブ板通りにヒントを得たと言われています。作詞の阿木曜子は 横須賀の出身でもあります。
14時25分集合の後、徒歩で船着き場へ。22名の登場手続きの後乗船。15時に出港。船内にはガイドに よる案内が流れ、船の進行と共に詳細な説明されていきます。イージス艦の見分け方、潜水艦の充電方法。修理中の空母『ジョージ.ワシントン』他、様々な海 上自衛隊の艦船を見学。45分の船旅を終えました。
15時過ぎに本日の打上げ会場の『閑雲』へ、大いに盛り上がる事2時間。予定より一時間遅れで18時30分に解散。皆様小雨の中お疲れ様でした。
次回の歩こう会‐街中歴史探訪ウオーク第10回行事は5月18日(土)に実施。『大森山王土堂.駒込文士村 散策』となります。校祖新島襄が徳富蘇峰に贈った「カタルバの花」の鑑賞がコースの目玉との事。ご案内は担当幹事よりメールにて送付させていただきます。 皆様奮ってご参加下さい。
以上
寺戸 記 (45年文学部卒)
写真 近藤 (45年商学部卒)