【リユニオン】 2017 ホームカミングデー 【レポート】
11月12日(日)、2017 ホームカミングデーが同志社創立142周年記念リユニオン、
第5回 同志社校友会大懇親会と同時開催されました。
同志社の卒業生が晩秋の京都、今出川キャンパスに集うリユニオン、
ホームカミングデーと校友会大懇親会。
学校側と校友会が一体となったさまざまな試みは、関東甲信からの参加者にも、
まさに「変るものもあれば変らないものもある、同志社の“今”」が感じられる一日になりました。
栄光館に響く賛美歌
11月12日(日)、昨夜の雨もすっかり上がった朝9時。穏やかな京都の秋の一日の始まりは、
今出川キャンパスに直結している地下鉄の駅の階段を上がる校友たちの足取りを
すっかり軽くさせているのでした。
式典は10時からと承知していながら、一刻も早く懐かしいキャンパスの雰囲気を味わいたい。
そういう気分が充分に伝わってきます。
西門やチャペルの前に集まって記念写真を撮っているグループ。
昔「ガッカン」=学生会館があったところ、いま寒梅館がたつあたりを感慨深げに見上げる二人。
各イベントの準備をする職員や学生の間をゆっくりと明徳館前広場から
クラーク記念館のほうに歩いて行く人。
どこからか聞こえてくるカレッジソングや応援歌も耳に心地よく響く・・・。
そんなふうにして、各年代の、そして各地の校友たちが続々と集まって来る中、
2017年のリユニオン、ホームカミングデーの開会時間が迫って来るのでした。
「ミスキャンパス同志社2017」ファイナリストの皆さん
右から2人目がグランプリに輝いた杉浦みずきさん(商学部2年)
1番右が準グランプリの今川菜緒さん(商学部3年)
10時。女子大キャンパス内の栄光館に入っていく多くの校友の中に、関東甲信地区から参加の面々も。
東京校友会の児玉会長、横山代表幹事、神内副会長や
竹村神奈川県支部長をはじめとする総勢約20名の校友です。
リユニオンとは再会、再結合、懇親の意とのことですが、
開会式会場の栄光館はまさにそれにふさわしい同志社のシンボル。
大方は入学式と卒業式しかご縁がなかった建物ですが、
荘厳な造りの館内に入ると、やはり気がひきしまります。
同志社創立142周年記念リユニオン 開会式 (同志社女子大学栄光館)
開会式の始まりは賛美歌234Aから。慣れている人は粛々と、慣れていない人もそれなりに唱和して、
参加者全員の気持ちが整ったところで、横井和彦キリスト教文化センター所長による聖書朗読と祈祷。
さらにグリークラブによる「寒梅詩」合唱で、いかにも同志社のリユニオン、
となったところで八田英二総長・理事長が「みなさん、ようこそお帰りなさい」と挨拶。
そのあとに、松岡敬学長、井上礼之校友会会長、玉村三保子同窓会会長の
「歓迎のことば」が続きました。
式後半には、カレッジソングの斉唱、中村信博理事の祝祷があり、最後は参加者全員の「大集合写真」撮影。
これくらいの人数での撮影は非常にむつかしいのですが、皆さんいい笑顔で、和やかな雰囲気の中、
滞りなく式次第を終えました。
大集合写真
様々なイベントの中で
続いて、関東・甲信グループは児玉東京校友会会長を先頭に、
ホームカミングデーの受付が行われている良心館へ。
と、その途中で、「クラーク記念館前で、集合写真を撮りましょう」という新田東京ジャーナル編集長の声。
それはいい記念だね、ということで、皆さん機嫌よく集まってもらったのが、
東京ジャーナル110号の表紙写真となりました。
関東・甲信ブロックからの参加者
さて、良心館地下広場での受付ですが、エントリーシートを受け取ると、
参加者の現住所地域を訊ねる「どちらから?」という欄の選択枝に、
京阪神の他、中国、四国、九州、東海などはあるのに、なんと関東、甲信はなし。
やむなく「その他」に○をして「今後の検討課題にしてもらいましょう」ということで一同了解。
ホームカミングデーの各イベント会場に散開していきました。
松岡敬学長講演 「同志社大学ビジョン2025-躍動する同志社-」
この日のメインイベントの一つ、松岡学長講演が明徳館大教室で11時から。
2025年に創立150年を迎える同志社の「ビジョン2025」について熱弁をふるわれました。
そして、さらに優秀な学生が増えるということはよく分かりました。
ただ、スポーツは私学の看板のひとつであり、全国の校友の絆を深めるためには
実に有効なジャンルであるので、そこにも言及して欲しかったな、という声もあったことも
ちょっと付け加えておきましょう。
クラーク記念館と神学館の間のスペースでは野点。煉瓦の洋館に和服とお茶の緑がよく映えます。
お菓子にはクローバーマークが入っていて、食べるのがもったいないくらい。
図書館東側のテントでは新島旧邸見学ツアー(タクシー無料)の受付があり、けっこうな賑わい。
会場内をぶらぶらしているのは、同志社のゆるキャラ「BEN―K」くん。
新島の愛犬ビーグル犬の「弁慶」がモデルだとかで、ファミリー参加の子供たちの人気者になっていました。
その横を、在学生がツアコンになった「キャンパスツアー」が
10人ほどのグループに分かれて通り抜けて行きます。
1日県人会
一方、校友会大懇親会としての催事は、キャンパステントでの同志社マルシェ「全国の特産品販売」と
明徳館地下での「一日県人会」。各県出身の学生とOB校友の交流の場ですが、
こちらでは神内副会長が千葉県支部長の「顔」で、千葉出身の学生とコミュニケーションを深めていました。
新島旧邸見学ツアー
リユニオン関係では、昼食タイムに「卒業生交流レセプション」があり、
児玉会長、横山代表幹事などが積極的に参加。
卒業生交流レセプション
第5回 同志社校友会大懇親会
同志社の「良心」を語る
校友会大懇親会のメインイベントは、良心館での八田総長の講演。
高野連会長でもあるご自身の甲子園でのスピーチを例に挙げながら、「同志社の良心教育」について深く、
ときに軽妙に詰めかけた校友に語りかけました。
その良心館の地下広場ではグリークラブの合唱、応援団の演舞などが続き、
そうして、実り多い一日も16時半の閉会式をもって終了したのでした。
グリークラブの演奏
應援團の演舞
文責/谷村和典 〔1972年(昭和47年)文学部卒〕
写真/新田博伸 〔1977年(昭和52年)法学部卒〕、用品知美 〔2015年(平成27年)文学部卒〕