2016 同志社東京・春の集い レポート
「ALL DOSHISHA」の声高らかに!
同志社東京校友会と同志社同窓会東京支部初の共催
メサイア合唱・若者の参加増え過去最高の参加者
「2016同志社東京・春の集い」が好天の5月15日、ロイヤルパークホテルにおいて開催されました。ご来賓の皆様、特別講演会・講師の真山仁様、そして「群れる」という意味でまさに主役である校友の皆様方に厚くお礼を申し上げます。なお、ここ数年の傾向として、若い校友の参加が増え、今年は平成年度卒業生の参加者数の構成比が2割を超え、全体の参加者も過去最高となりました。
今年のテーマは「ALL DOSHISHA」とさせていただきました。同志社の名を冠する諸学校が14校となり、それぞれの卒業生の集まりである校友会、同窓会が「良心」のもとに一つに結集できればとの思いをこのテーマに込めました。このテーマにふさわしく、18回目となる今年の「春の集い」は、同志社東京校友会と同志社同窓会東京支部との共催が実現しました。実行委員会も昭和47年・同57年・平成4年・同14年の卒業生に加え、同窓会の幹部の方にも参加していただきました。
それでは当日の模様を振り返ります。開会前の時間を利用して、昨年も好評だったビジネスパーソンのための大名刺交換会がロビー・ホワイエにて実施されました。世代間、同世代間、異業種間で活発に名刺交換が行われ、各種情報の交換が行われました。
開会30分前には、初めてメサイアの演奏をお聞き頂きました。合唱部門は同志社大学・同志社女子大学の全合唱サークルのOB・OGの皆さんに、一般の校友から募ったメンバーも加わりALL DOSHISHA合唱団です。合奏は同志社東京アンサンブルです。ハレルヤコーラス・アーメンコーラスが会場に響きわたり、しばし拍手が鳴りやみませんでした。
さて、いよいよ第1部式典です。東京クローバークラブによる「カレッジソング」を合図に、水谷誠理事長による厳かな開会祈祷の後、全員で讃美歌312番「いつくしみ深き」を斉唱、いよいよ神内一憲実行委員長による開会宣言です。最初に今年のテーマ「ALL DOSHISHA」の意義、そして避けられない話題として、熊本地震で同志社ゆかりの熊本バンドを輩出した熊本洋学校教師館ジェーンズ邸が全壊したことに対して、再建支援への協力が呼びかけられました。また、ゲストスピーカーの真山仁氏の作品で「そして、星の輝く夜がくる」は震災復興時の子供たちのしたたかさを、明るくさわやかに描いているとの紹介がありました。続いて主催者側を代表して東京校友会の児玉正之会長が、過去最高の参加者となったことへの感謝の言葉と、東京校友会が来年120周年を迎えるにあたり、関東出身学生の支援を行いたいとのお話をされました。
続いて同窓会東京支部の加藤聖子支部長が東京校友会との共催の意義などについてご挨拶で述べられました。さらに、同志社校友会井上礼之会長から丁寧なご祝辞を賜りました。とりわけ校友会の海外支部が次々と設立され、校友会のグローバル化の進展についてお話頂きました。さて、4月に就任されたばかりの松岡敬学長は、ご挨拶の中で「ALL DOSHISHA」とおっしゃっていました。
第2部の特別講演会の講師は、経済小説「ハゲタカ」等で有名な真山仁氏です。真山氏は昭和62年同志社大学法学部のご卒業で、校友でいらっしゃいます。演題も「同志社でやれたこと、やれなかったこと」ということで、皆さん大変身近な話題ということもあり、熱心に聞いて頂けたようです。とりわけ真山氏は大学時代テニスサークルに所属して、テニス以外にマネジメントでも大活躍されておられたようです。また、ユニフォームの背中の文字が、偶然とはいえ、「ALL DOSHISHA」とのことでした。
講演会が終わると、懇親会の設営のため休憩になります。この時間、ロビー・ホワイエが一気に活況を迎えます。先ず真山氏の著書販売サイン会です。希望者がサイン会場を二重に取り囲みすごい熱気でした。また、チャリティクッキー販売、熊本支援・関東出身学生支援の募金箱も、若手の実行委員の頑張りで、クッキーは完売、募金箱にも多くの校友が募金に応じておられました。
第3部は懇親会です。ご来賓の皆様による鏡開きのあと、大谷實総長から乾杯のご発声を賜り、ふたたび同志社東京アンサンブルの演奏に乗って懇親の宴が始まりました。皆さんテーブルを囲んで、しばし旧交を温め合いまた、新しい出会いを楽しみました。ほどなく大抽選会で盛り上がりましたが、時間がたつのが早く、気がつくと応援団の皆さんの出番となりました。演舞を見ながらキャンパスに想いを馳せていますと、いつの間にかあちらこちらで肩を組む風景に変わりました。全員でカレッジソングを斉唱して、終宴となりました。
参加者の皆様最後までありがとうございました。年次会のリーダーの皆さんご支援ご協力ありがとうございました。
ご協賛頂いた企業の皆さん、厚く御礼申し上げます。
文責/春の集い実行委員会、写真/新田博伸