第174回 《 上北沢~八幡山~蘆花恒春園 》
日 時 :2018年3月29日 (木) 10時
集合場所 :京王線 上北沢駅 地下改札口
天 候 :快 晴
参加人数 :32 名
案内人 :郷農 恭子 (38文)
サポーター:高瀬 博(39経)・小林繁蔵(43法)・宇野多恵子(53商)
距 離 :6.0km
*コース*
上北沢駅地上出口 →賀川豊彦記念松沢資料館 →上北沢桜並木通り→将軍池広場
→大宅壮一文庫 →都立松沢病院外周→京王線八幡山駅 →都営八幡山アパート(桜並木)
→蘆花公園・蘆花恒春園(徳冨蘆花旧宅・蘆花夫妻墓所)→公園入口(解 散)
→京王線八幡山駅
3月としては気温の高い中を満開の桜のお花見をと、31名が参集した。
まるで初夏のような陽気の中を歩き始め5分ほどで賀川豊彦記念資料館に到着。
「加賀豊彦記念資料館」入り口にて駒田会長の挨拶と点呼。
臨時参加の方1名を加えて31名が資料館へ、入り口に:同志社歩こう会:とあった。
記念教会にてビデオを鑑賞、専任講師の熱心な解説があり、予定より時間がかかり、
少々時間が足りなくなり、休憩も説明も端折って終った。
賀川豊彦は明治21年神戸に生まれた。21才頃からは貧しい人々の救済に献身し、
日本、世界にキリスト教の伝導を行った。生協活動にも貢献。
写真撮影は村木さん(34年経)、と成瀬さん(43商)です。
此所からは行く先々で一寸したお花見紀行です。
「桜並木通り」は古い木が多いが今年も健気に花を咲かせた。
先ずは「桜のトンネル」を通り抜けて進みます。
「将軍池広場」は松沢病院の入院患者の作業療法として、
池や富士山を造ったが関東大震災の時に崩れて低くなった。
池には水鳥などの姿も見られるそうです。
池の周辺には可憐な花々が咲いた小道が続いていた。
広大な病院の中には白色や薄いピンクの桜の木が見えた。
道路の向い側には「大宅壮一文庫」が見えてくる。
病院の正門を過ぎると八幡山駅に到着。一時間の昼食タイムです。
《午後のコース》
昼食後、再集合して、八幡山アパート横の道は満開の桜並木が続きます。
車も人通りも少ないです。
「蘆花恒春園」周辺も桜が多く満開ですが、散り始めた木もあった。
「八幡神社」には徳富蘆花の故郷、熊本市の小学校から贈られたカタルパの若木が植えてあった。
「別れの一本杉」は蘆花が訪れた人との別れを惜しみ此所まで見送ったと言う事です。
徳冨健次郎(蘆花)は、明治元年10月に水俣市に生まれ、5歳上の猪一郎(蘇峰)と共に
京都同志社に入学。退学復学を繰り返したが、兄の経営する「民友社」に入社して、
洋書翻訳や作品を発表して作家として地位を固めた。
「蘆花恒春園」は蘆花没後10周年に愛子夫人により土地、建物、蘆花を偲ぶ公園として
公開して欲しいと遺品を東京市(東京都)に寄付された。
蘆花夫妻、墓所等のことは蘆花に詳しい近藤恒雄様(歩こう会世話人・34文)に
話して頂きました。態々、お出かけ下さり感謝しております。
蘆花旧宅見学後は公園入り口にて吉川副会長(43工)の挨拶、佐藤さん(36経)による
4月のコースの説明後に解散。参加者は1人増えて合計32名になった。
公園近くのお店に立ち寄る組と八幡山駅行き組とに別れた。
全員が最後まで無事で歩き終えられて感謝しております。
(郷農恭子 記)