第175回 中川船番所から仙台堀公園
日 時: 2018年4月5日(木)10時~14時30分
集合場所: 都営新宿線東大島駅大島口改札
天 候: くもり
参加者数: 25名
案 内 人 : リーダー 佐藤 博(36経)
サポーター 小林(43法)、宇野(53商)、吉川(43工)
歩行距離: 約8.5km
≪コース≫
東大島駅 ⇒ 中川船番所 ⇒ 旧小松川閘門 ⇒ 因速寺 ⇒ 仙台堀川公園(昼食)
⇒ 横十間川親水公園 ⇒ クローバー橋 ⇒ 猿江恩賜公園(解散)
昨日まで続いた夏日近い気温から一転、冬に戻ったのではないかと思われる寒い日となり、
立っているのは辛いが長い時間を歩くにはかえって最適な天候となった。
中川船番所資料館 江戸時代は運搬の主な手段を水運に頼っており、
生活物資等を行き来する船で運んでいた。
この地の番所では小名木川、船堀川を通る船を監視しており、夜間の通船、
女性の通行、武器・武具の取り締まり、船で運ばれる荷物の検査を行っていた。
資料館では当時の様子を再現した展示品を、説明員に20分ほど説明してもらい、
より詳しく知ることができた。
その後旧中川と荒川に挟まれた中洲の公園で、現在は使われていないが
昭和5年に建造された旧小松川閘門の偉容にふれた。
更に下流に歩き、小名木川と荒川との3.1mの水位差を調整して船を航行させるために、
平成17年に完成された荒川ロックゲート前で集合写真を撮る。
因速寺 浄土真宗大谷派の寺で、歌舞伎の題材にされた「め組の喧嘩」で知られた力士
四つ車大八の墓がある。境内にはちょうど満開の2色の源平桃が目を楽しませてくれ、
本堂に掲額されている「悪人成仏」(親鸞の教えで悪人こそ成仏出来る)を見て、
ほっと胸をなでおろす人も何人か居たような...
仙台堀公園 仙台堀の名は仙台藩の蔵屋敷が清澄一丁目にあったため。
砂町地区をL字に流れ総延長は2.6kmで、堀添いには桜の並木が植えられ、
桜の時期には多くの見物客で混雑するが、幸か不幸か今年の桜は既に散っており、
暇を持て余している屋台の前を順調に歩けた。
イオンモールで昼食休憩の後に午後の行程を進めた。
横十間川親水公園 川幅十間で江戸城から見て横に流れているから、
という理由で名付けられた川に沿った公園で、緑が豊かな仙台堀公園とは趣を異にした
明るい雰囲気を最終地に向けて歩を進める。
クローバー橋 小名木川と横十間川が交差するところに、
四方から伸びた橋げたで相互に支え合っている珍しい橋で、
ドラマのロケにも良く使われており、橋上からはスカイツリーの雄姿が眺められた。
また近くの水上公園では主に小学生が、水上に設けられた種々の遊具を身軽に飛び回る姿は、
過ぎ去った遥か昔の自分達の姿と重なり懐かしかった。
その後更に川沿いの道を進み、猿江恩賜公園横の江東公会堂の前にて解散とした。
(吉川記)