第５３号・平成27（2015）年１月１日
同志社ファンを増やす会 発行

１．尹 東柱（ユン・ドンジュ）の詩碑について
この碑は同志社礼拝堂の横にあり、次の詩が刻まれています。

死ぬ日まで天を仰ぎ ／ 一点の恥辱(はじ)なきことを ／ 葉あいにそよぐ風にも ／ わたしは苦しんだ。／星をうたう心で ／ すべての死んでいくものを愛さなければ ／ そしてわたしに与えられた道を ／ 歩みゆかねば。／ 今宵も星が風に吹き晒される。

彼は1917年12月30日生まれ、幼児洗礼を受けている。平壌(ピョンヤン)の崇実(スンシル)中学に学ぶ。同校が日本による神社参拝強制に抵抗したため廃校の危機に陥り、転校。父に日本留学を勧められ、1942年に日本に渡り、4月に立教大学文学部に入学。1942年9月、京都に移り、10月同志社大学文学部英文学科選科に入学する。1943年7月14日、在学中に朝鮮語の詩を書いた事を理由に治安維持法違反の嫌疑で逮捕。1944年2月起訴され、3月31日に京都地方裁判所で懲役2年の判決を言い渡される。福岡刑務所に収監され、1945年2月16日、獄死した（満27歳没）。

２．小原克博先生のインターネット授業
「建学の精神とキリスト教」第８回 ＜新島襄の宗教思想＞

今回は、「新島襄の宗教思想」をつぎのことから解き明かされています。
・同志社が立脚する「会衆派教会」の歴史、特徴
・同志社が所属する「日本基督教団」の誕生など
・「良心」と深い関係を持つ会衆派の神学
・海老名弾正の「良心の宗教」
・新島襄が強い関心を示した「自由自治」について
・同志社の卒業生に見る特徴

これらは、次回からはじまる「キリスト教」の理解に必須の内容です。つぎのURLから動画の授業を受講下さい。添付のレジメをご参照下さい。

＜予告＞ 第９回は、１月１５日「キリスト教の基礎（１）」の予定です。

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「同志社ファンを増やす会」本部 多田 直彦
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