【ラグビー部通信】 京産大に1点差で敗れ、課題が明らかに
5月26日(日)、京都ラグビー祭のメインゲームとして同志社大学vs京都産業大学の試合が西京極総合運動公園にて行われました。
結果は35対36の惜敗で、終了間際の同志社の反則から京産大にPGを入れられ、1点差の敗戦となりました。
先制したのは同志社で、前半5分に右CTB江金がトライを上げ、ゴールもなって7-0としましたが、
僅か2分後の7分に京産大にトライを許し、ゴールも入って同点とされます。その後のスコアを見ると、
14-7、14-14、21-14、21-19、21-26、28-26、28-33、35-33、そして35-36ですから、
互いに取っては取り返され、という展開だったことが分かります。
緊張感が伝わってくるスクラム。ラグビー部のHPから
心配されていたセットプレーのスクラムですが、強いと定評の京産大相手に決して組み負けてはいなかったと思います。
こう言うと、後半、スクラムトライを許したではないかと言われそうですが、
スクラムを組んだあとの凌ぎ合いで陣形を崩されており、FWは力負けしたとは感じていないと思います。
今後の修正に期待します。
又、一週間前の天理戦ではディフェンスの圧力から動き辛そうに見えた原田・桑山のハーフ団が、
この日は伸び伸びとプレーしているように見えました。
同志社が奪ったトライ5つの内、4つはBKが上げたものですが、
良いタイミングでボールが出るとBKの走力とセンスが光る、ということかと思います。
さて、このゲームで明らかになった課題は「継続性」だと思います。
同志社には攻守両面で素晴らしいプレーが数多くありました。
恐らく、ラグビーという競技を紹介する動画を作るとしたら、同志社の選手の方が数多く登場するように思います。
しかし、試合は同志社が負けていますし、後半の後半は防戦一方という局面もありました。
その理由は「継続性に欠ける」ということかと思います。
例えば、良いプレーがあっても後が続かない。又、均衡を破ることより破られることの方が多い。
この逆が京産大で、まとまりの良さや粘り強いチームカラーを感じさせられることが何度もありました。
同志社がそれを学べば、格段に強くなる可能性があると思います。
春のシーズンも終盤を迎え、残すところは6月9日(日)の摂南大学戦など数試合となりましたが、
16日(日)には立教大学との定期戦が江戸川陸上競技場で行われます。
東京校友会の「初夏の集い」と日程が重なり、校友の皆さまに応援頂くのが難しくなりましたが、
17日(月)には「ラグビー部、立教を一蹴!」というレポートを送りたいところです。
引続き、ご支援の程お願い申し上げます。
文責/同志社ラグビークラブ東京支部 出石賢司 〔1978年(昭和53年)経済学部卒〕