2015年 ESS東京OB会開催さる
同志社大学ESS東京OB会が、2015年7月5日(日)
神楽坂のアグネスホテルにおいて開催された。
20歳代から80歳代にまたがる75名が参集。
近藤義彦さん(昭和44(1969)年経)による開会宣言。
司会は藤田薫さん(昭和47(1972)年文)。
乾杯は中井陽子さん(昭和63(1988)年法)。
ESSの大先輩のお二人、校友会副会長・学校法人同志社理事の中村友一さん
(昭和30(1955)年経)にご挨拶と同志社の現況報告、
日本ペンクラブ会員の小林昌彦さん(昭和34(1959)年法)にご講演をいただいた。
中村さんは、同志社で習得された英語を活用して1955年にご卒業後、
当時輸出産業の花形であった真珠業界に入り、爾来60年グローバルな活動を続けておられること、
20年にわたり女子大でのビジネス英語の教鞭や、現在のグローバルMBA支援、
校友会での国際化推進支援事業委員会を立ち上げ、同志社のグローバルネットワークの
拡充に努めておられること、同志社大学のビジョン2025への校友会としての連携と支援につき、
全力をもって注力されたきこと等を情熱的に語られた。
むすびの “Past is History. Future is mystery. Today is a gift. That‘s why we call it present”は
印象深いフレーズであった。
過去の伝統を踏まえ、未来の可能性に挑み、今と云う時を賜物として
“Doshisha Way”を邁進すべき…と云うもの。
小林昌彦さんは2015年1月に長編歴史小説「国崩し」を上梓された。
臆病大名の汚名をきせられた大友義統(大友宗麟の嫡男)の物語。
人命を尊び戦を好まず謙虚で誠実であった。翻って現代の日本は経済大国。
妙な国防意識も出て来た。謙虚で省エネの生活大国を目指すべき。
良い意味での臆病が求められている。「臆病で何が悪い」と題する講演であった。
出席者全員に同著書を贈呈いただいた。
平和主義の主張は法学部(憲法学者田畑忍ゼミ)ご卒業の所以でしょうか。
会場には平成卒のOB・OGも多く、幅広い年代にまたがる友情を確認した。
ESSソングとカレッジソングに続き、田井昭宏さん(昭和57(1982)年法)のチェアで締め、
2016年のOB会を楽しみに余韻をもって散会。
2016年のOB会は同じくアグネスホテルで7月3日(日)昼に開催予定。
その準備・案内と当日の諸手配でまた忙殺されますが頑張ります。
ESS東京OB会世話人代表チーム 森本裕子(昭和44(1969)年経済)