第14回 同経会「東京のつどい」開催
11月10日(火)18時30分より、日本プレスセンターで、
第14回同経会「東京のつどい」を開催しました。
第一部の講演会では、キヤノングローバル戦略研究所理事長、元日本銀行総裁の福井俊彦氏から
「わが国にとって、もう待ったなしの基本問題とは」と題し、講演していただきました。
第一次世界大戦の勃発から100年経ち、世界秩序は大きく揺らぎ始めています。
政治面では、民族主義の再燃、テロの拡散、難民の洪水など、
経済面では、グローバル化と情報通信革命が怒涛の如く押し寄せています。
こうした情勢下、わが国だけが平穏に過ごすことはできません。
日本の将来を真剣に考えると、第一に、人々の意識が、グローバルな生存競争を意識した
攻めの方向に転じること、第二に、多くの産業分野で先端を切り開くため、金融市場に加え、
資本市場を通じた新しい信用仲介機能が必要、第三に、財政再建を早期に樹立する、
第四に、新しいエネルギー基本計画を樹立する、第五に、女性の社会進出をさらに促し、
総力戦の体制を整えることが必要、と話されました。
格調高い話で感銘を受けた人が多かったようです。
第2部は懇親会で、小嶋淳司同経会会長(昭37卒)の開会挨拶、
続いて児玉正之東京校友会会長(昭45卒)の乾杯の音頭の後、楽しく歓談し、
21時前、カレッジソング、同志社チェアーでお開きとなりました。
文責/高橋健治(昭44卒・経済)