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【ラグビー部通信】3季ぶりに開幕2連勝!

【ラグビー部通信】 3季ぶりに開幕2連勝!

 

ワールドカップの影響で8月下旬から開幕した2019ムロオ関西大学ラグビーAリーグ。 同志社は8月31日の開幕戦で摂南大と対戦し勝利、9月7日の第2節で近大に接戦ながらも白星を掴み取り、3季ぶり開幕2連勝となりました。 

 

第1節 vs摂南大

 

昨シーズンから1部に昇格、外国人を多数有している非常にインパクトの強いチーム。強靭なフィジカルを活かした突破力が持ち味であり、6月の練習試合では敗戦していることもあり、緊張の一戦でした。 春シーズンからの強みであるフォワードが今試合でも輝きました。昨シーズンにスタメンを張っていた多数の選手が残る今年のフォワード陣。スクラムでは常に優勢に立ち、ラインアウトモールからのトライを3つも奪うなど、セットプレーの安定感を見せました。 今試合、一番の良かったポイントはマンオブザマッチに選出された原田選手です。例年キックでの得点で勝敗が決まっていた試合が多かった中、コンバージョンを7本、ペナルティーを1本の計8本のキックを成功させました。 明確となった課題は失点でした。春シーズンからも課題に挙げられているメンタル面の強化。得点した直後、油断から生まれる失点。また試合終了間際のトライでは追いつかれはしませんでしたが、今後戦い抜くためにはメンタル面の強化が必要不可欠だと思われます。 

 

 

第2節 vs近大

 

前節で立命大に勝利していることもあり、流れに乗っていた近大。後半残り約10分で2トライをあげ、見事逆転勝利を収めました。 この試合のポイントは後半戦だったと言えるでしょう。同点で折り返した後半、開始早々からバックス陣を中心としたプレーで2トライを奪いチームの士気を上げました。同志社の「展開ラグビー」を大いに体現していました。 しかし、その直後に立て続けにトライを献上し、再び同点となってしまいます。規律したディフェンスラインが整っていなかった点や、前節から課題に挙げられていたメンタル面の必要性を大いに感じられました。 試合時間は残り約10分、途中出場の嶋﨑がまずトライをあげ同点に追いつきます。アディショナルタイムは3分と会場に響いた中、その後もアタックを継続しますが、ハンドリングエラーにより近大スクラムとなりました。前半では押されている場面も見られたスクラムでしたがフォワード陣が奮闘、勝利への貪欲な姿勢でターンオーバーに成功します。そしてブレイクダウンからじわじわとインゴールへ近づいていくと、ラストは堀部のサヨナラトライが決まり逆転勝利を収めました。 昨季第3節、対関学大を覚えていますでしょうか。場所も今回の近大戦と同じ宝ヶ池球技場。試合終了間際に同点に追いつかれ、このまま終わると思ったファンも多かったでしょう。しかし、ハーフラインからの独走を許し敗北、3連敗が決まったあの悲劇から約1年。今年の同志社はその過去を乗り越え、反対にやってのけました。諦めない精神がこの大きな1勝に繋がったのだと思います。前説で挙げられていたメンタル面の課題を克服できた試合に見えました。このまま強い精神力を持って勝ち抜いていけたらと思います。 現在2連勝を挙げているのは同志社と天理大のみ。第3節では未だ勝利のない大体大と当たります。4年生が中心となり、3連勝で後半戦へと繋ぎたいところです。

 

 

文責/同志社スポーツアトム編集局 川田翼

撮影/内藤界、上野孝輔