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年次会活動

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新年会とサイエンスツアーの二つの会合報告

新年会とサイエンスツアーの二つの会合報告

 

2020年新年会

 

1月18日(土)の正午から同志社東京40会の新年会が、日比谷の「鮮や一夜」で開催されました。
ここは予約をすれば営業時間外の昼間でも宴会が可能のため、他の客を気遣う必要がありません。
この日はあいにく朝からみぞれまじりの寒い一日でしたが、
大阪、長野からの参加を入れて26名が出席しました。
会長挨拶の後、久しぶり参加のU氏の音頭でビールで乾杯し、
旬の食材を使用した海鮮和食、プレミアム飲み放題で盛り上がりました。

 

 

1月も半ばを過ぎては、新年という気分ではありませんが、
今年初めて顔を合わせる人が大半なこともあり、
各テーブルでは昨年からの積もる話に花が咲いています。
幹事から今後の行事予定が説明された後、
山岳写真家のN氏の展示会の紹介等、いつもの風景が繰り広げられ、
最後は混声合唱団のN氏のリードでカレッジソングを合唱してお開きとなりました。

 

 

つくばサイエンスツアー

 

昨年12月の暮れも押し詰まった21日(土)の午後、
東京40会での「つくばサイエンスツアー」が開催されました。
このツアーは一般財団法人 茨城県科学技術振興財団が
科学技術振興事業の一環として行われているもので、
つくばサイエンスツアーオフィス職員がガイドを交代で勤めているとのこと、
理事長は江崎玲於奈氏(94歳)でお元気であること、
学園都市には国や企業などの研究機関が150以上もあることなど、
ガイドさんの説明を聞きながらバスに揺られて
総勢7名が産業技術総合研究所(産総研)の常設展示館へ向かいました。

 

産総研は日本の産業を支えるエネルギー、環境、生命工学、地質、計量標準などの
多様な分野の研究をする公的研究機関で、まずは、「地質標本館」です。
ここでは、最初に地震と活断層、次に様々な岩石や鉱物の標本に恐竜の足跡や
アンモナイトなどの化石、日本列島の立体地質図などと、見るところが多く
子供相手に説明と移動を促すガイドさんは大忙しです。

 

次は「サイエンス・スクエアー」です。
ここには産総研の研究とその成果が紹介されていますが、
地質標本館で時間を取りすぎたためか、ガイドさんが皆を連れての説明時間がなく、
音声ガイド装置を使って興味のあるところへ行って見て聞いてくださいとなりました。
このツアーは路線バス利用のため定時発車なので、仕方がありません。

 

 

次にバスで筑波宇宙センターへ移動しました。
ここは宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究機関で、
人工衛星の開発・運用や宇宙飛行士の養成などをしています。

 

 

 

 

常設展示館「スペースドーム」では、人工衛星の試験モデルや
小惑星探査機「はやぶさ2」実物大のモデル、
国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」の
実物大モデルの内部なども見て回ることが出来ました。

 

 

サイエンスツアー等を終えて駅前まで戻ってきた時にはすっかり日が暮れていて、
地元の居酒屋でアンコウ鍋にカツオのたたき等の茨城の食材と酒を堪能しました。

 

注釈:
つくばの産業技術総合研究所は、首都圏にあった通商産業省工業技術院の
九つの試験研究機関が1980年に移転し、2001年の中央省庁再編に伴い
工業技術院の全国15の研究所を統合再編し産業技術総合研究所と称して独立行政法人に移行、
2016年から特定国立研究開発法人となりました。

 

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、東京大学宇宙航空研究所の科学観測に対して
実用衛星打ち上げを目的に1969年に設立された宇宙開発事業団(NASDA)が前身で、
この(NASDA)に東大の宇宙科学研究所(ISAS)、航空宇宙技術研究所 (NAL) が2003年に統合され、
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が発足しました。

 

文と写真:鈴木、中段