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Apr. 13, 2011

新刊本「武州かわごえ 繋舟騒動」のご紹介
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 このたび福本武久さん(1965年法学部卒)が「 武州かわごえ 繋舟騒動」を電子書籍とオンデマンド印刷本でBookWayから刊行されましたので、ご紹介させていただきます。
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BookWay サイト
https://bookway.jp/modules/zox/

あらすじ

江戸時代……。武州川越は東国の穀倉といわれ、あらゆる物資の集散地でした。川越にあつまった諸物資は陸路ではなく、舟にゆられて江戸に運ばれてゆきました。
 城下の東には松平伊豆守がひらいた細い川筋がいまもあります。新河岸川といわれ川越と江戸を結ぶ重要な水路でした。河岸場には、つねに500艘もの高瀬舟が往来していたのです。この新河岸川を舞台にして嘉永3年、藩をゆるがす騒動がもちあがりました。
 舟賃の値上げをめぐって、船頭、舟問屋、川越商人が3つどもえの様相! 船頭たちは2度にわたって舟を繋ぐという実力行使に出たのです。江戸では米騒動が起こり、川越では諸物価が高騰してたいへんな騒ぎとなりました。
 本作品は河岸のリーダー・炭屋半蔵が、利害対立する舟問屋をとりまとめ、川越藩、船頭、商人、街道の馬子たちの間に立って奔走する姿をえがいた歴史・時代小説です。

著者紹介

福本武久(ふくもと たけひさ)
1942年京都生まれの京都育ち。現在埼玉に在住。
同志社大学法学部卒業。小説「電車ごっこ停戦」で第14回太宰治賞を受賞する。
主な著書:小説『電車ごっこ停戦』『織匠(上・下)』『湖の子たちの夏』『新島襄とその妻』『疾走する家族』、エッセイ集『ここだけの話だけど』『企業のトップはこれを読む』、ルポ『ボランティアを生きる』『夢があるからがんばれる』など多数。現在、小説(知的障害児と家族をテーマにしたもの、歴史に素材をもとめた伝記物、スポーツを背景にした青春物)、エッセイ、ドキュメンタリー、児童文学(創作)などを中心に、執筆活動をつづけている。

Mar. 31, 2011

新刊本「地球温暖化問題原論−ネオリベラリズムと専門家集団の誤謬」のご紹介
同志社東京48会所属の江澤誠様よりご著書のご案内がありましたので、ここにご紹介させていただきます。

以下は江澤様からの文章を使わせていただきます:
書名 地球温暖化問題原論−ネオリベラリズムと専門家集団の誤謬
筆者 江澤 誠
出版社 株式会社 新評論
大きさ A5判上製
354頁
定価 3600円(税別)
ISBN 4-7948-0840-0

詳しくは著者ホームページをご覧ください

主な著書:
『増補新版「京都議定書」再考!−温暖化問題を上場させた“市場主義”条約』(新評論、2005)
『欲望する環境市場−地球温暖化防止条約では地球は救えない』(新評論、2000前著旧版)
『誰が環境保全費用を負担するのか−地球温暖化防止のシナリオ』(中央経済社、1998)
『成功した後継者たち−中小企業の事業承継対策』(中央経済社、1997)
『小説集 ぼっこん−21世紀文学叢書−』(新日本文学会、2002)
所属学会 日本環境学会;環境経済・政策学会;環境科学会;環境社会学会;日本国際政治学会

 1980年代後半に地球温暖化問題が顕在化して以来、この現象は地球を破滅に導く災厄として人々の意識に深く刻み込まれてきた。地球温暖化問題の国際的な交渉は「国連気候変動枠組条約」となって規範化され、1997年の同条約第3回締約国会議(京都会議)において採択された「京都議定書」では、排出枠取引などの京都メカニズムがCO2など温室効果ガスの削減方法として取り入れられた。

 地球温暖化防止政策にかかわる世界の交渉は、実質的にこの京都メカニズムを中心に行われているが、今日、その実態は京都メカニズムを利用してのビジネス、儲け話の範疇で語られることが多く、倫理的な欠陥を露呈している。しかし、地球温暖化問題、なかんずく京都メカニズムはその出生からすでに市場主義の落とし子であった。そのことに気付かず、京都メカニズム誕生から今日に至るまで礼賛の論調は絶えないが、筆者は京都会議の頃からそのネオリベラリズム性に疑義を呈し、著作等を世に送り警鐘を鳴らしてきた。2005年に上梓した『増補新版「京都議定書」再考!−温暖化問題を上場させた?市場主義?条約』は、その市場主義性を徹底的に暴いたものである。

 当時から5年近くが経過し、今回はこの問題により根源的な視座から迫るべく、新たな構想で本書を上梓することになった。本書も京都議定書や京都メカニズムが持つネオリベラリズム性に的を絞って書き進められるが、京都メカニズムに対する見境のない見解が科学者や環境NGOなどを中心に大手を振ってまかり通っている。その意味で本書では、ネオリベラリズムの政治性とともに、環境学や科学者、そしてそれに追従する環境NGOなども追求の対象になっている。人間の生のあり方を真っ当なものにするためにも、われわれは「地球温暖化問題」そのものが持つ問題性に対して、根本的なところから議論し直さなければならない。

Mar. 11, 2011

新刊本「徳富蘇峰が観た三人の校祖」のご紹介
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 校友の、 志村 和次郎さん(36・法)が、『徳富蘇峰が観た三人の校祖』大学出版社を上梓されました。日本の私立大学の源流を創った福澤諭吉、大隈重信、新島嬢の3人の創始者を取り上げ、明治期の高等教育界だけでなく、広く日本の政治・経済・文化に大きな影響を与えた原動力は何であったかを問うもののようです。

Sep. 6, 2008

新刊本「新島襄と下村孝太郎」のご紹介
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出版準備中の「新島襄と下村孝太郎」の本が
今月9月末、大学教育出版より発刊
されることになりました。

著者引き取り部数がかなりありますので、
著者割引価格で20%レス(定価1,800円の予定)で
広く校友の皆様に読んでいただきたいと存じます。

明治のベンチャー「下村孝太郎」
(実質上の理工学部の創立者)

私の尊敬する事業家の一人です。

ご興味のおありの方は
下記までメールを頂けると幸いです。

志村和次郎(S36法)

shimura@newbrain.jp

Mar  26, 2008

「科学技術英語:用法・実例DB」のご紹介
 
 技術英文執筆の際に頼りになる、欧米の英文を分類・収納した「科学技術英語:用法・実例データベース」が、丸善からCD-ROM版で今春発売されましたが、日頃、技術英文を書いておられる方々に、データ制作スタッフの一人としまして、お勧め致す次第です。 
       野崎哲郎 (37・工)

下記画像をクリックするとちらしの全容を見ることができます

Mar  09, 2008

上川一秋さん(平成4年(1992年)文学部英文科卒業)著
      「英語喉50のメソッド(三修社)」のご紹介
 今般、ワシントンDC在住の上川一秋(うえかわかずあき)様より本HP管理室にご挨拶がありました。上川様は昭和61年(1986年)入学、平成4年(1992年)文学部英文科卒業とのことです。在学期間中に2年間留学されていたことで学部在学期間が6年になったそうです。
 上川様は右の写真の表紙の本を出されました。上川様が益々国際社会で大いにご活躍されますように、どうぞよろしくお願い申し上げます。校友の皆さんで応援しましょう。以下に上川様よりのメッセージをご紹介いたします。
 上川一秋と申します。昨年6月に本を出版しました。「英語喉50のメソッド(三修社)」です。この本は発音と聞き取りの本ですが、英語の発音の仕組みを解明したもので、その解明されたことに基づいてレッスンを組んでいます。短期間で英語の発音と聞き取りができるようになる本です。喉(首の中の)で発音してもらいます。

 シカゴ大学で博士号取得後、ワシントンDCのシンクタンク「Optimal Solutions Group」勤務です(Senior Research Associate)。

 あるとき、喉で発音すればいいんだということを発見。そういえばネイティブは声が違う。喉で喋っていると、ネイティブが平等に仲間として扱ってくれます。口で喋ると、音が短くなり、怒っているように聞こえ、距離をとってしまうみたいです。

 英語喉という本、メソッドなのですが、これは本当に英語がすぐに発音でき、聞き取れるようになる方法で、革命的で、今後の日本の歴史にも影響を与えると自負しています。結果が出ていまして、少しづつ理解されてきています。日本人でも1ヶ月ぐらいでネイティブと同じ発音ができ、聞き取りもできる、、、というメソッドを開発した、、ということです。

 詳しくはホームページhttp://eigonodo.com/にアクセスしてみてください。
 また、英語では3年前に特許申請をした文書に理論を書きましたので、ぜひご覧ください。
http://www.wipo.int/pctdb/en/wo.jsp?wo=2007016509 

    校友の皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

Dec  05, 2007

志村和次郎さん(昭和36年法卒)著
     
「組織行動のマネジメントがよくわかる本」が発刊されました
新刊書籍のご案内
                 志村 和次郎
                           (昭和36年法卒)shimura@newbrain.jp

 新刊書籍「組織行動のマネジメントがよくわかる本」が発刊されましたので、ご案内させていただきます。

 本書は、企業の組織力向上を図るための人的資源管理(ヒューマン・リソース・マネジメント)において、組織行動のマネジメントが経営成果に結びつくプロセスを基礎から応用事例まで実務に密着して解説しました。また、通常の実務書と異なり、組織力に定評のある伝統企業の創業者、中興の祖を登場させ、組織DNAとなった本質を探耕してみました。その結果、コンピテンシーのモデルを理解するのに役立っただけでなく、ソリューション(問題解決)のステップになったのではないか自負しています。

 人的資源管理の実務面では、経営戦略による目標設定に沿った組織運営のあり方、人材フローマネジメント、そして報酬システムをどう機能別に整備すればよいか、企業と従業員とのかかわるマネジメント手法を具体的事例で説明しました。(33のビジネスフォームを収録、付属CD−ROM)

 現在の経営環境は、グローバル化、技術、情報革新、変化のスピードが速くなり、経営トップの意思決定の早さ、決断力とリーダシップの重みが増しています。そこで、組織文化の役割を再認識し、組織行動に結びつくインフラのづくりと組織と個人とのコラボレーションに期待がかかっています。

 この本がそのヒントになり、現在の組織、事業の見直し、新たな変革を期している皆さまに少しでもお役に立てれば望外の幸せです。
                                 敬具

Aug  1, 2006

小林昌彦さん著 「アラン島に消えた愛」
 
こんな純愛があっただろうか・・・・・・。
    ヨーロッパ最果ての地・アラン島を舞台に、
       愛と性の狭間で葛藤する男女3人の物語・・・・・・


 このたび小林昌彦さん(1959年法卒)が同志社大学の学生を主人公に男と女の究極の愛を描いた恋愛長編小説「アラン島に消えた愛」(イースト・プレス刊・税込定価1,683円)を出版されましたので、ご紹介させていただきます。

  鈴木良之(昭40経卒)

<あらすじ>

 同志社大学3年生の徹は、英会話サークル(ESS)のリーダーだった。徹はサークルの下級生の裕子に思いを寄せていた。だが、在日朝鮮人3世の裕子は、その生い立ちゆえ、徹の愛を素直に受け入れることができなかった。

 そんな時、一人のアイルランド系アメリカ人ウイリアムと出会う。彼の先祖はアイルランド最西端の島アラン島出身だという。裕子は、急速にウイリアムスに気持ちが傾いていく。だが、彼には裕子の愛を受け入れられない秘密が・・・・・・・・。

<著者紹介>

 小林昌彦(こばやし まさひこ)

 1933年生まれ。同志社大学卒。イリノイ大学大学院修了(フルブライト留学生)
 毎日放送ニュースキャスター、ニューヨーク・ワシントン特派員などを経て独立。
 マーシャル・マクルーハンやハーマン・カーンを日本に紹介したことでも知られる。

 主な著書に「自分の情報で儲けなさい」(経済会)、
 「知的生活への提言」(渡部昇一氏らとの共著、グリーンアロー出版社)、
 「鳥の眼から見た日本人」(イースト・プレス)、
 「じゃぽん奴隷異聞」(文芸社) などがある。
 

Nov  25, 2006

三六会の山下絢子さんが出版 「ブエン・カミーノ 杖の音」
              
北スペイン巡礼宿ボランティア日記
 
  
 スペイン・セビリアに在住している同志社関東三六会の会員、山下絢子さん(旧姓片瀬、文学部英文学科卒)がこのたびユニークな本を出版した。「ブエン・カミーノ 杖の音」(発行・東京図書出版会、発売・リフレ出版、定価1,200円)がそれで、北スペインの巡礼宿で巡礼体験者だけができる世話係のボランティア奮闘記である。話し言葉で書かれた文章は平易で読みやすく生き生きとしている。

 山下夫妻(当時63歳、60歳)がスペイン南部アンダルシア州の州都セビリアに降り立ったのは1999年1月の昼下がり。1、2年滞在のつもりがもう8年になろうとしている。夫の定年退職後の生活パターンを真剣に話し合った上で決断した異文化圏でのシニアライフである。

 勉強していたので言葉に不安はなかったが、ただひとつ「信仰」のことだけがよく分からなかった。スペイン北西部にあるサンチャゴ・デ・コンポステーラは聖ヤコブの遺骸が眠る聖地でキリスト教の3大巡礼地のひとつ。そこへ「巡礼の旅」をしてみれば何かつかめるかも知れないと思い立ち、山下夫妻は重いリュックサックを背負って灼熱のスペイン北部750キロを歩き始めた。

 しかし、絢子さんは外反母趾の痛みに耐えかね、最初の年は450キロを歩くのが精一杯。両足の外反母趾手術を受けて、2年がかりで聖地サンチャゴ・デ・コンポステーラにたどり着く。翌年夏、絢子さんは巡礼体験者だけができるアルベルゲ(巡礼者宿)のオスピタレーラ(世話係)を申し出て、2週間さまざまな巡礼者との出会いとふれあいを体験する。

 「神とは?信仰とは?」山下夫妻は今も考えながら歩いている。「ブエン・カミーノ(よい巡礼の旅を)」と、道行く巡礼者に声かけながら。

        (文責:永井裕=昭和36年文卒)